このクラスだと売る方も気が楽です　整備済み美品　ワールドボーイ2000GX

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商品の説明

2023年の現代にあって古いラジオを売る意味合いは何処にあるんだろうと考える事があります。
ノスタルジーは確かに有ります。自分が小学生、中学生だった時に憧れて叶わなかった夢を間接的に満たす、性能が良い、或いは多少生活に余裕を持たせるため、と色々あります。どれも正しいのですが、実はいじって居るのが楽しい、と言うのが結構大きな理由だったりします。
一方で本当に良いモデル、個体を手にするとつくづく良いと思い、持って居ることの幸せを感じます。
その意味でこのワールドボーイ2000GXというのは持って居る事、いじる事が出来る事だけで満足できる数少ないモデルだと思います。
今回の出品で22台目でしょうか、兎も角安定して良い品質、音、感度を備えたモデルであると毎回感心して居ます。毎回良い事を褒めちぎって居ますが、勿論、小生ナショナルに借りがある様な事は全く有りません。
褒めちぎるのは、そうすることが心地よいからです。このモデルを開発して居た当時は事前のマーケティングなどは思いもよらず、どう言うふうに買い手にアプローチするかの手法も殆ど無かっただろうと思います。
売る方法はただ一つ、技術者が思う「良い物」を創るということしかなかった筈です。結果として出来たのは大きな弁当箱サイズの重くて無骨そのものラジオだった、というのがこのモデルの背景かと思います。
無類の強度、密閉度で、一方でラジオとして絶対に必要な高感度と高音質を追求して居たことが良く分かります。発売から50年以上経過するのに比肩できるほどの音、感度のモデルは少なく、更には入手できる内の相当数が良いコンディションにあるのはこのモデルの他は数える程しかありません。
従い、運良くオークションで落札出来(動作未確認であっても人気があるので常に非常に高い)、重大な問題が無ければ、殆ど問題は起きません。安心してお勧めできる所以です。
今回の個体もそう言った一台で、唯一の問題はオリジナルではないアンテナのみでした。動作に問題があった理由はマイクとラジオを切り替える部分の接触不良で、それ以外には全く問題はありません。外観もスピーカーグリルに多少の塗装剥げがあった程度(タッチアップペイントで修復済み)でデリケートな必要箇所へのダメージは有りませんでした。
決して安くは有りませんが、楽天、Amazonあたりではこの3倍位ですから買い得でしょう。