江戸期「阿弥陀如来立像」大乗仏教・南無阿弥陀仏・四諦説・黒漆木彫・祀り仏

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ご紹介のお品は…江戸期「阿弥陀如来立像」になります。黒漆での黒々とした木彫の阿弥陀如来立像です。時代風化で全体に燻し・裳の前側や裏面に赤茶色の木肌が覗いておりますが大きな瑕疵も無く割れ等の損傷はありません。端正な御顔をしています。蓮弁や返り花は丁寧に作られ木瓜型の框座には簡単な格狭間まで彫られています。

※高さサイズ12cm

● 「煩悩」を克服するための釈迦の教え
釈迦が出家した理由は…老い・病・死といった人を苦しめるものからの解放を探し求めたことにあります。これらを釈迦は苦について四つの教え「四諦説」にまとめています。それは「人生の現実は自己を含めて自己の思うとおりにはならず…苦である」という真実…これを「苦諦」と呼び実際に次のような四つの苦しみ「四苦」として説明しています。

●四諦説
生……生まれたことによる苦しみ。
老……老いること…気力や体力が衰退し自由が利かなくなる苦しみ。
病……病による苦痛を感じる苦しみ。
死……死ぬことへの恐怖や不安・苦しみ。

●四苦八苦
日常的に経験することの多い四つの苦しみを四苦八苦と申します。

愛別離苦…愛する人と別離する苦しみ
怨憎会苦…嫌な相手と会うことが避けられない苦しみ
求不得苦…望むものが得られない苦しみ
五蘊盛苦…肉体と精神が思うようにならない苦しみ

※※必読事項❗️※※

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